見て盗む

美容師や技術職の中では見て盗むって言葉がありますが

僕は見て盗めるのは盗むスキルがある人しかできないって思ってます。

何もわからない人が見てても眺めてるだけで吸収できない。

僕らのように経験のある人なら技術の講習会とかに行ってモデルさん見て僕らなこうするなとか、あの講習の人のやり方良いなとか想像しながら見れるんですね。

でも技術の難しいさとか、本質的なポイントなどはやった事ない人だとビフォーアフターしか目に入ってこない。

だからSPLENDOのスタッフにはまずやってみよう！このスタンスで最近はレッスンしているのですが、出来なくてもまずやってみて難しさを知って後から反復練習。

入社したばかりのナオヤ。

カットはまだできませんがモデルさんを呼んでつきっきりでカット。

やった事なくても美容学校ではやってきた。現場で使えないレベルなだけでしっかりつきっきりで見て難しい所は手取り足取りなんで失敗はしません。

しかし本人は必死。

そして難しさを体感することでサロンワークで　先輩が担当しているお客様の施術の見方がかわるんですよね。

あっこのお客様この前モデルで切った人と似てるなとか。髪質似てるなとか。

そうなると毎日が吸収体質になります。

1年目からどんどん実践的にレッスンする事で引き出しの多いスタイリストになれるんです。

人形ばかり切っていた僕の頃より遥かにデビュー時の引き出しに差がでます。

やはり教え方もどんどん改善して若いうちの感性をどんどん生かして行って欲しいと思います！!

中山友介