- 2014/03/13 10:07 PM
- HAIR
パーマのかかりづらい髪っておおまかに2パターンあると思います。
パーマは1回目の液で髪を膨潤させて髪の結合を外して
求める形に、曲げるなり真っ直ぐしたりするのですが
髪が太く強い髪は1回目の液でも膨潤しないので
結果かかりません。この場合1回目の液の時間を長く置くか
強い薬を足し塗りする、または熱を当て薬のパワーを上げます。
そうすることによりパーマはかかります。
しかし、
大変なのは細い髪・・・。
細いだけに膨潤しすぎてしまい、過剰にダメージしバサバサになったりするのです・・・。
この場合薬剤パーワーを弱めの薬でじっくり見ていくことで失敗がかなり減ります。
また問題なのは、細い髪だと髪の内部も太い髪より細いだけに少ないケースがあります。
そうすると、結合が少ないだけにパーマがだれたり、まったくかからなかったり・・・。
海苔巻きで言うと太巻きと細巻きみたいなもので、ごはんの量が少ないので
パーマ液に反応するモノも少ないわけです。
産毛がかかりづらいのはその理屈があります。
そういう状態を見極めながらお一人お一人薬剤や工程を考えていきます。
細い髪の矯正なのですが、
1回目の液での膨潤が怖いので、通常の矯正剤だと
アルカリが強すぎてビビるかペタンコ。
従来ではアルカリを下げて調合していましたが
今回は酸性のお薬をチョイス。
仕上がりは
細いところも自然に伸びました。
やはり髪の状態に合わせる事の重要性を改めて痛感してます。
様々なコンディションでご要望も様々。
好奇心と研究は止まりません。。
NAKAYAMA YUSUKE
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